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退屈とは:暇との違いと、退屈をそのままにしておく時間

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退屈とは何か、暇とはどう違うのか。すぐにスマホで埋めてしまう退屈を、数分だけそのままにしておくやり方。

電車を待つ5分。レジの列。お湯が沸くまでの1分。することが何もない。その感じが退屈だ。たいていは、名前がつく前にスマホが出てきて、どこかへ消える。

このページの答えは短い。退屈は、すぐに埋めなくていい。数分だけ、何も足さずにそのままにしておく。

退屈とは

デジタル大辞泉は、退屈をまず「することがなくて、時間をもてあますこと」と説明する。次に「飽き飽きして嫌けがさすこと」。「退屈な話」の退屈は、こちらだ。

古い意味もある。精選版 日本国語大辞典によれば、仏教の言葉としての退屈は、修行の苦しさに負けて、さとりを求める心と努力を失うことを指した。用例は984年から985年の『往生要集』。いまの使い方とは、ずいぶん違う。

退屈と暇の違い

暇は時間のことだ。同じ辞書の言い方では「自由に使える時間。なすべきことの何もない時間」。退屈は、その時間をもてあます気持ちのほうにある。

だから二つは別々に起きる。

この二つの言葉を一冊かけて考えた本に、國分功一郎の『暇と退屈の倫理学』がある。2011年に朝日出版社から出て、2015年に増補新版、2021年に新潮文庫版が出た。

退屈を感じるのはどんなとき

ほとんどが、毎日のどこかにある。

時間はあるのに、それを自分でどうにもできないときだ。

退屈はすぐに埋めるもの?

いまは、退屈が長く続くことはあまりない。待ち時間が始まるのとほとんど同時に、スマホが出てくる。退屈は、感じる前に埋まっている。

どの隙間も埋まると、何も入ってこない数分が、一日からなくなる。このサイトの考えは単純だ。足すより、減らす。退屈は、減らした時間に最初に出てくる気持ちだ。消さずに、そのままにしておく。

退屈をそのままにしておくやり方

楽しくなるわけではない。退屈は、たいてい退屈のままだ。それでも、終わるころには、少し静かになっていることが多い。

Quiet Wallは、この数分のためのタイマーだ。リマインダーが届いたら、一度タップして、スマホを部屋の反対側に置き、何もない壁を見る。終わりは音が知らせる。

退屈と暇の違いは?

暇は、自由に使える時間のこと。退屈は、することがなくてその時間をもてあます気持ちのこと。暇でも退屈しないことはあるし、忙しくても退屈することはある。

退屈を感じる理由は?

多くは、毎日の中にある。待ち時間、同じことのくり返し、見るものがない場所、自分と関係なく進む話。時間はあるのに、それを自分でどうにもできないときに感じやすい。

退屈は英語で?

名詞の退屈は boredom。退屈している人は bored、退屈なものは boring。bore は「退屈させる」という動詞で、I'm bored. は「退屈だ」になる。

退屈の類語は?

デジタル大辞泉は、手持ち無沙汰、所在ない、持て余す、無聊、徒然などを挙げている。飽きて嫌になる意味では、飽き飽き、うんざり、倦怠など。

退屈を楽しむには?

楽しもうとしなくていい。スマホを部屋の反対側に置き、タイマーを数分にかけて、終わるまで何も足さずにいる。退屈は退屈のままでいい。

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